​さよならプラタナス

​インスタレーション

 

 

展示会場の前を通る、東京都市計画道路補助線街路第132号線(補助132号線)は、道路拡張の工事が予定されています。半世紀以上着手されていなかった計画が近年再始動し、立ち退きなどを巡って反対運動も起きているようです。

このまちの部外者である私は、都市計画の有用性や諸々の利権よりも、やがてそこから居なくなる街路樹プラタナスの木々に感情移入をします。歴史を紡ぐことのないプラタナスは、都市計画に翻弄される私たちそのものです。

この展示では、会場内にめぐらされたホースを伝い、街路樹に水をやって労わるインスタレーションや、近く工事が予定されている木々にささやかな石碑を供える作品などを中心に、他の地域を題材にした作品も交え、都市計画が生む断絶を乗り越えるための作品が展示されました。