蒼い景色とヒッチハイクガール

​木製パネルに油性ペン、樹脂製フィギュア、映像、など

 

木曽山崎団地には、女子高生がほとんどいないません。町田市内に位置し、関東有数の団地である木曽山崎には、高齢者、単身男性が多く、小さい子供がいる世帯も多少見られますが、子供の成長に伴い転居していきます。よくある団地の景色です。若者はどこに行ったのでしょうか。都市計画の破綻と直面するこの閉鎖的な環境からどのように去っていったのでしょうか。その答えを実験を基に想像し可視化しました。
 

本作では、ヒッチハイクをする女子高生のフィギュアを団地内に6 体設置し、道ゆく人々によって動かされていくフィギュアの跡をG P S 情報を基に追った記録映像と、フィギュアを設置した各場所の風景画を用いて空間を構成しています。風景画は、耐光性の低い油性ペンで描かれており、展示中も刻一刻と蒼く色褪せていきます。団地外へと姿を消したフィギュアの移動距離は最長約1 5 ㎞ を記録しました。